アイデアの値段
「アイデアの価値は下がっている」
私は最近こう感じています。
どうしてアイデアの価値が下がっているか。
良いアイデアを持っている人は優秀ではないのか。
ではアイデアではなく何がこれからは必要になるのか。
今回はアイデアについて私が思うことを書いていきます。
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ネット上に何でもある時代
アイデアの価値が下がっている一番の要因はインターネットです。
今はネット上にありとあらゆる情報があります。
分からないことは検索すれば大体答えが分かりますし、アイデアのヒントになるような情報もいくらでもあります。
余程天才的なプロデューサーでない限り、限られた数の人間の頭の中から生み出されるものには限界があると思います。
従業員で会議をしてアイデアを出す。
これってもう古いのではないでしょうか。
ネットサーフィンによって相当の数のアイデアのヒントを集めることが出来ると思います。
それをまとめたり参考にして有効活用していくべきではないでしょうか。(そのままパクリはダメですよ笑)
言うならば、アイデアのサルベージですね。
アイデアの外注化
結局のところ私が思うのは、「餅は餅屋」ってことです。
つまりアイデアも、アイデアを考えるのが好きな人や得意な人に外注してしまえばいいということです。
そのアイデアを使って企画すればいいと思います。
”普通の社員”が発想するより、余程おもしろいアイデアが出てくると思うんですがね。
まず会社内部の人間は、「これは出来ないだろう」「こんなのバカだと思われる」と、どうしても枠を超えた発想をすることは難しい前提があります。
会社の人間には文化や規則がありますから、それはしょうがないことなのです。
外部の人間にはそれはありません。
常識にとらわれない発想で、目に見えない固定観念にアイデアを縛られることもありません。
今までにないものが生まれる可能性が高いのは、果たしてどちらでしょうね。
他にもクラウドソーシング上でアイデアを募集することも出来ます。
私は社内コンペをどんどん行うのが良いと思います。
それこそアルバイトのおばちゃん達まで従業員全員を対象にしてです。
素晴らしいアイデアを出した人は、社長賞で美味しいディナーでもご馳走したらいいですよね。
なぜ企業はあまりこれをしないのでしょうか。
まぁ今まで自分で考えてこなかった人に、いきなりアイデア出してって言っても何も出てきません。
ですが何回か回数を重ねて訓練すれば、レベルの高いアイデアが出てくるようになると思います。
それで何も出てこないようであれば、それはおそらく社内の雰囲気や文化や風土に問題があると思います。
最後に・・・
テクノロジーの進化によって、アイデアや自分の考えを誰でも発信できるようになりました。
アイデアというものは、今はもうネット上にいくらでも転がっているものであります。
探そうと思えば、ヒントになるようなものはいくらでも出てくるのです。
素晴らしいアイデアを持っている人が優秀な時代は、テクノロジーの進化と共に終わっていくのでしょう。
それこそAIなんかがアイデアの提案をしてくれるようになるでしょうしね。
これからは実際に行動した人がすごい時代です。
酒飲みながらアイデアを語る時代はもう終わりなんですよ。
ネットを使えば資金無しでもビジネスを始めることが出来るようになりました。
会社員でなくても稼いでいる人達も大勢出てきました。
地方に行けば物件も安く手に入るでしょうし、土日だけお店を開くという人もいます。
アイデアを形にしていきましょう。
アイデアを出すことがゴールではありません。
それはまだ、宝の地図を手に入れただけなのです。