秘境を目指して
「秘境」
それは私達の生活圏から遠く離れたところに存在します。
「絶景」
それは息をのむような景色に心を揺さぶられることであります。
人はなぜ秘境を目指すのでしょうか。
人はなぜ絶景を求めるのでしょうか。
結局のところ、アンサーは人それぞれです。
秘境や絶景に求めるものも人それぞれです。
秘境も絶景も、「エンターテイメント」のひとつの形ではないかと私は思います。
「エンターテイメントは無くならない」これが私の持論です。
理由は過去と未来の歴史が証明してくれることでしょう。
今回のテーマは徳島県の秘境です。
つまり徳島県のエンターテイメントです。
徳島県は秘境の宝庫、つまりはエンターテイメントの宝の山なのです!
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祖谷のかずら橋
まず紹介したいのは、「祖谷のかずら橋」です。
徳島県三好市にある、国指定重要有形民俗文化財に指定されている吊り橋です。
シラクチカズラという植物で編まれたつり橋で、かつて平家の落人達が追手に追われた時にすぐに橋を落として逃げられるように植物で作られたと言われています。
(現在の橋はちゃんと補強されていますので安心してください!)
ちなみに周辺に「奥祖谷のかずら橋」という吊り橋もあるのでお間違いないように!。
私は高知市方面から車で、国道32号線から県道45号線を通ってかずら橋を目指しました。
非常にアップダウン(といっても主にアップ)の多い道を走りますが、かずら橋までは2車線の区間がほとんどで特に気を付けるようなポイントもありませんでした。
圧倒的に不便な場所に存在しますので、かずら橋を目指す人のほとんどが車で向かうと思いますが、特別運転が難しいという個所は無いので安心してください。
ただ山道で速い車に追いつかれた時は、さっさと道を譲るのがお互いの精神衛生上好ましいと思われます。
駐車場は?
駐車場はかずら橋の周辺にいくつかあります。
私はかずら橋夢舞台駐車場という市営の駐車場に停めました。
かずら橋方面に向かっていくときに最初に見えてくる大きな駐車場です。
普通車で510円です。
周辺に民間の駐車場があり、もうちょっと安い値段で停めれるようでした。
駐車場からかずら橋まで
徒歩で10分くらいです。
最初は遠そうかなーなんて思うかもしれませんが、意外とすぐ着きます。
民間の駐車場だともうちょっと近いところもありました。
かずら橋
かずら橋は有料です。
大人550円。子供350円です。
かずら橋は一方通行ですので、一度渡ったらそれで終わりになります。
つまり片道切符ということです。
駐車場から少し歩くと見えてきます。
ちなみにこの川がめちゃくちゃ綺麗です。
ここに限らず四国の川ってほんと綺麗でした。
そして吊り橋への入り口です。
すぐ着きます。
「秘境だし山道けっこう歩くかなー」なんて思う人もいるかもしれませんが、全然歩きません。
まっすぐ行けば駐車場から本当に10分くらいで着きます。
橋の手前に料金所があります。
ちなみに私は事前のリサーチをGoogleマップに一任していたこともあり、橋が有料であるということをここで初めて知りました。
こんなことも知らないでよく秘境にたどり着いたなぁと思います。(笑)
平日で橋はガラガラでした。
正直見れただけで十分になり、渡りたい欲が全く湧かなかったということにプラスし、橋の前でアベック(ナウく言うとカップル)が渡るのか渡らないのかでグダグダしているのを見て、料金所の手間でUターンすることを秒決したことは言うまでもありません。
でもせっかくなので、降りる方に行ってしっかり写真は撮っておきました!
植物で編まれていることもあり不思議な存在感があります。
山の中に存在するのが「絵」になりますよねー。
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祖谷渓小便小僧
かずら橋の次は、「祖谷渓の小便小僧」を見に行きました。
かずら橋からは車で20分くらいです。
かずら橋までは割と走りやすい道ですが、この祖谷渓小便小僧の周辺は非常に狭い道が続きます。
車1両分の幅で、ところどころにすれ違うスペースがあるという具合です。
運転に慣れていない人には、少し大変な運転になると思います。
こんな道が続いていきます。
ただ景色はすごく綺麗です。
まさに絶景。
大自然です。
しばらく車を走らせていると、いきなり小便小僧が現れます。
普通に道端に立っています。
半端ない崖に立っています。
この小便小僧は本当に道端に立っています。
近くに駐車場などはありません。
すこし待避所みたいなスペースがあるだけです。
私が行った時は他に誰もいませんでしたが、もしかしたら行楽シーズンなんかは混むかもしれません。
そうなると車を止める場所もあまりないので、周囲の渋滞もあることでしょう。
狭い道で交通量も増えるでしょうし、注意して運転をしてください。
小便小僧以外はひたすら大自然の景色が広がっているだけです。
熱狂的な小便小僧ファンの方以外は、滞在時間はそこまで長くはならないと思います。
小便小僧を楽しんだ後は来た道を戻るのではなく、そのまま県道32号線を北に走り、国道32号線に出て徳島自動車道へと走りました。
基本的に県道32号線はずっと狭い道です。
ところどころにすれ違うスペースがありますので、運転に慣れていない方はゆっくりと安全運転をしましょう。
そして後ろから追いつかれたらさっさと道を譲りましょう。
最後に・・・
徳島の秘境はまさにエンターテイメントでした。
日本って本当に色々なところがあるのですね。
徳島だけでなく四国は本当に自然が豊富で、絶景がたくさんありました。
移住する人が多いのも分かった気がします。
まだまだたくさん知らない土地があります。
まだまだたくさんの場所を旅してみたいと思います。
旅をすること自体が「エンターテイメント」なのである。
つまり旅をしない人生は「エンターテイメントのない人生」だ。
この世には2種類の人間しかいない。
「旅をする人間」と、「旅をしない人間」だ。
イマキミ!
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