恋のツキ(全7巻)の最終巻になる7巻のあらすじネタバレになります。
ネタバレしたくない方は気を付けてくださいね。
主な登場人物
・平ワコ 主人公、32歳、ガチャガチャが好き。
・ふうくん ワコが同棲していた元カレ。
・伊古くん ワコのバイト先に来た高1の15歳、ワコのタイプど真ん中。
・水野 ワコの友達、元映画館のバイト仲間。
・りささん ワコとふうくん共通の友達、結婚してる。
・三島 伊古くんの同級生で映画作りの友達。
・サカキ 伊古くんの同級生の女の子、伊古くんに恋心がある。
・土屋 ワコがふうくんの前に付き合っていた男性。
・不和 土屋の友達で映画関係の仕事をしている。
第三十二話 さようなら
伊古くんはワコに別れてくださいと言う。
この前来た時のフツウにエッチしたよねとワコ。
最近のボクはフツウではなかったと伊古くん。
ワコは伊古くんの他に好きな人ができたという言葉は嘘だと思う。
ワコは子供のいない可能性になる人生と引き換えにして伊古くんを選んだと心の中で思うが、伊古くんは「僕が全部悪いんです」とワコに言う。
伊古くんはさようならと言い、ワコの元を去っていった。
ワコは水野らと廃遊園地に行く予定は断り、家で落ち込む。
伊古くんに「私達のエッチの動画どうしましたか」とメールすると、伊古くんからは「もう消してあります」とだけ返信。
まだ伊古くんのことが好きなワコはもっと言いたいことないのと思うが、ふうくんに別れを告げてやり直そうと言われた時のことを思い出していた。
泣きながら伊古くんの連絡先を削除するワコだった。
春になり職場ではお花見の話が盛り上がるがワコは不参加。
髪を切ったワコは街でコーヒーを買って家に帰る。
色々なことを思い出していたワコに、姉より出産したという連絡が入る。
第三十三話 初夏
ファミレスで資格の勉強をするワコ。
たまに連絡のくる土屋には、伊古くんと別れたことは言っていない。
家でも資格の勉強をするワコ。
同僚の照井に体の心配をされるが、今は勉強してる方が楽だとワコは言う。
資格試験の結果は全敗だった。
落ち込み家で酒を飲むワコ。
その時土屋から連絡が来て、ワコの家で映画を観る流れになる。
映画を観ながら話す2人。
大人になった土屋に、付き合ってた頃と違いを感じるワコ。
伊古くんと別れたことを話すワコに土屋は驚く。
その後2人はいい雰囲気になりキスをして…。
第三十四話 呪い
ワコの家で映画を観るワコと土屋。
2人はいい雰囲気になりキスをする。
そのままエッチもしようとするが、ワコは「ムリだ…」と言った。
まだ伊古くんのこと忘れられないのと聞く土屋に、色々考えちゃってと答えるワコ。
心の中では土屋とこのまま付き合って結婚すると考えると怖い、と思っていた。
オレもまだまだだなと言う土屋に、ワコは大きく首を振る。
帰っていく土屋は寂しそうな顔をしており、ワコは私は誰かを幸せにできるのだろうかと思う。
姉から母が倒れたという連絡がきたワコは、急いで実家に帰る。
母の状態は大したものでは無かった様子で安心する。
病室寝ている母にもう実家に帰ってこようかなと語り掛けるワコ。
母は実は起きており「自分は子育てしかしてないからプレッシャーをかけてたらごめんね。元気に笑ってくれてたらそれで親孝行だよ」とワコに言った。
結婚や出世をしないと誰も認めてくれないという自己嫌悪が、自分に呪いをかけていたんだなとワコは感じていた。
その後家への帰り道、ワコは土屋にもう会うのはやめましょうとメールを送るのだった。
第三十五話 ただいま
照井の買ったトラックに乗せてもらうワコ。
以前コーヒーを買った店に入るワコと照井。
コーヒー好きのワコに喫茶店でもやればと照井は言う。
憧れるが現実的ではないと話すワコに、照井は自分で何かを立ち上げるのもアリだと思いますよと話した。
照井は四国に移住すると言い、ワコは自分は好きな人達にあと何回会えるのだろうかと思う。
ワコの呼びかけで以前バイトしていた映画館のメンバーで飲み会を開催する。
話の中で館長は実はバツイチだったと知る。
ワコが同棲していた彼氏(ふうくん)と別れたことを知り驚く映画館のメンバー。
結婚という形式が私の望む愛の条件ではないんです、とワコは話した。
飲み会の後、ワコは水野と映画館があった場所に来ていた。
まだ建物は壊されておらず、この後何が建つだろうかと話す2人。
これから映画監督になると言う水野。
水野に何になるのですかと聞かれたワコは、「全然分からないけど、自分のために美味しいコーヒーを淹れられるようになりたいです」と答えるのだった。
最終話
数年後…。
りささんと会うワコ。
ワコは週4で派遣の事務をしていると話す。
りささんは2人目の子供の妊娠中に夫の浮気が発覚していた。
結局別れず一緒にいるりささん夫婦に、なんだかんだうまくやってるのかなとワコは思う。
ワコが家に帰ると猫のサチが出迎えてくれていた。
ワコとサチが遊んでいると、玄関に誰かが帰ってくる気配がする。
隠れるワコを見つけて「ただいま」と言ったのはなんと伊古くんだった。
2年前の映画のイベントで再開したワコと伊古くんは、お互いに色々考えた上で付き合うことになっていた。
伊古くんは大学を卒業して広告会社の映像班で働いているが、まだまだ雑用の下積み中のよう。
ワコは週4の派遣をしながら、好きだったコーヒーのお店で修行をさせてもらっていた。
お店のオーナーにそのうち店を任せたいと言ってもらっているワコに、伊古くんは「オレももっと頑張って面白い映画撮ってワコとサチを支える」と話した。
(ここからワコのナレーションと回想シーン)
「ずっと、いつか最後のそのときまで君と私は一緒にいられるのかな…。ずっと前照井さんが転職は賭けだと言ってたけど、人生そのものが博打ミーティングたいなものだろうな。得たり失ったり傷つけたり傷つけられたり…。私は伊古くんとのこの日々は「負けてもいい賭け」だと思える。生きてる間はどうせ幸も不幸も尽きることはないから、もしハズレを引いたとしてもその巡り合わせを楽しめる自分んでいたい。人生はアタリが多めだって思えるように…!」
回想シーンの中では、子供の寝るふうくん(奥さんの顔は見えない)、2人の子供と寝るりささん、部屋で映画を観る水野、不和と飲む土屋、車で寝ながら移動する映画監督、トラックの写真を撮る照井、保険見直しに悩むワコの母。
これらの人の様子が描かれていました。
以上で恋のツキ7巻のあらすじネタバレは終了になります。
恋のツキは主人公であるワコの、アラサー女性の日常や恋心や浮気心を描いた作品です。
伊古くんに流され、ふうくんに流され、ワコに対してはっきりしないなと思う方もいるでしょう。
ですが実際表に出ないだけで浮気も珍しいことではないですし、これこそリアルなんじゃないかと私は思います。
マンガの他にドラマ化もされています。
あらすじを読んで興味を持った方はぜひ実際に読んでみてください!