運送業への転職で覚悟するべきこと
こんにちは!
今回は「未経験で運送業に転職する時に覚悟するべきこと」というのがテーマになります。
転職で未経験から運送業へ、と考える方もいると思います。
私は以前トラックに乗って、今はバスに乗っています。
初めてトラックに乗った時はもちろん未経験でした。
幸いなことに今まで特に事故などは起こしていません。
ただ常に明日は我が身という業界だと思います。
これから転職しようという方に、何か参考になればと思います。
ただ決して脅しだとかそういうことではなく、そういう現実も抱えてるんだと見てくれたらと思います。
スポンサーリンク
1秒先は闇
私がいちばん覚悟するべきことは、「1秒先は闇」だということだと思います。
つまり「事故のリスク」です。
これは運送業に限らずですが、ハンドルを握る以上全ての人に責任があることです。
そして仕事で長い時間ハンドルを握るということは、ヒヤッとするような場面に遭遇することも多くなります。
例えば関東から関西まで走ったとすると、一晩で500~600kmの距離を走行することになります。
どれだけ安全運転をして事故回避の防衛運転に努めていたとしても、事故を起こせばその一瞬で終わります。
ほんの1秒の油断で、自分を含めた多くの人の命を奪う可能性のあるというリスクのある仕事です。
例え自分は生きていたとしても、事故によって残るものは自分の犯した罪とそれによって貼られるレッテルです。
リスクのある仕事は他にもたくさんあると思います。
ただそういった仕事には、それなりの報酬や補償がついてくることが多いのではないでしょうか。
個人事業主でなく雇われの会社員でも、運送業はいまだに事故の弁済を給料引きしている会社も珍しくありません。(不可抗力でなく運転手の悪質な過失による事故は仕方ないと思いますが)
一瞬で犯罪者になる可能性がある仕事です。
自分が犯罪者になるだけでなく、場合によっては会社も飛ぶ可能性があります。
そういう背景が常にあるんだということを、未経験から転職する方は覚悟してほしいと私は思います。
ホワイトカラーの常識は通用しない
次に覚悟してほしいことは、「ホワイトカラーの常識」というものは、この業界では通用しないということです。
この部分に関しては、情報もたくさんあるのである程度覚悟しての転職だと思います。
もちろん会社や受けている仕事によって、ピンキリというか多種多様です。
素晴らしくホワイトな環境の運送会社もあると思います。
長時間労働は当たり前です。
休日出勤も常時です。
労働は9時~18時で休憩が1時間なんて、そんな理想的な働き方は滅多にできないでしょう。
私も繁忙期で休む暇が全く無くて、信号待ちでおにぎり食べながら運転してたこともあります。(笑)
もちろん会社によってそれぞれだというのは前提にしておいてくださいね。
出勤時間や退勤時間が曖昧な会社も中にはあるでしょう。
時間通りに仕事が終わったとしても、最後に営業所までの帰路で渋滞していたら?
例えば1時間遅れて帰庫したとして、その部分の労働はどう計算されるんでしょうかね。
会社によってどう扱うかはそれぞれです。
不明なことは面接などでよく確認しましょう。
だがしかし、合う人には合う
リスクは大きくある仕事だと思います。
労働時間も長い部類に入ります。
その分報酬があるかと言えば、まぁあるところもあるけど…って感じですね。(笑)
ですがリスクがあるのは、それは他の仕事も同じでしょう。
どんな仕事にも繁忙期くらいあるでしょう。
リスクは大きく抱えますが、仕事が合う人にはとてもストレスも少ない仕事だと思います。
仕事内容にもよりますが、営業所から出庫してしまえば1人で仕事を行います。
わずらわしい人間関係はありません。
仕事が終わって営業所に帰るとあるかもしれませんが。(笑)
私は今の仕事が楽しいです。
もちろん人間関係には不満が多々ありますが。(笑)
それを差し引いても、運転が好きな自分には合っている仕事だと思います。
常に大きなリスクのある仕事です。
業務や車種によりますが、最低限運転が好きでないと務まらないかなと。
逆に言えば運転が好きな人で、自分に合う職場環境を見つけられたなら、かなりストレスも少なくのびのびと働けると思います。
未経験からの転職なら手探りなことも多いと思いますが、まずどこかの会社に入ってみることで、広がるつながりもあると思います。
色んな運送会社で働いたり知り合いがいて情報を持ってたり、どこの運送会社にもそんな人は必ずいるものですから。(笑)
スポンサーリンク
さいごに…
「未経験から運送業の転職で覚悟すること」についてはこれで終わりです!
事故のリスクは大きいものだというのは覚悟してください。
自分や他人の命にも関わります。
ニュースにも載るかもしれません。
運送事故(物損事故)というものもあります。
例えば自分は信号待ちで止まってて、後ろから追突されたとしても積荷が破損すれば物損事故です。
事故の損害がどういう処理になるかは荷主と会社次第ですが、自分が全く悪くなくても事故を起こしたドライバーだと見られることもあるということです。
昔気質な人も多く、令和の時代にまだまだ昭和の名残がある業界です。
ですが社会には無くてはならない仕事だと私は思います。
合う人には合う、そんな業界だと思います!
こちらの記事もどうぞ!