普通免許から大型免許へステップ!
こんにちは!こうどんです!
今回は車の免許についての話です!
車の免許で一番大きな車両を運転できる免許が「大型免許」です。
厳密に言うと「第一種大型免許」と言いまして、大型トラックを運転するのに必要な免許になります。
そしてもうひとつ「第二種大型免許」もありまして、これはバスなどで有償で人を輸送するときに必要な免許になります。
運賃を取って人を運んで良いかダメかの違いはありますが、運転できる車のサイズは両方とも同じになります。
私は「一種大型」を所持していますが、普通免許から中型免許を取らずに一気に大型免許を取得しました。(←2021年現在大型二種取得してバス運転手してます!)
改正後の普通免許ですので、8t未満限定中型免許でもなくて普通の普通免許でしたね。(笑)
しかもトラックの仕事の経験があるわけでもなくて、車が普段から運転していましたが普通の乗用車しか運転したことがありませんでした。
結果的に何とかストレートで教習も終わらせることができましたが、教習を受けている間は車両の大きさにけっこう不安になることもありましたね。
今回はそんな私が、「普通免許から大型免許取るのって難しくないの?」という疑問に答えていきます!
取ることを辞めなければいずれ取れる
結論から言いますと、「確かに難しいこともあるけれども、トライを続ければいつかは取れるよ!」ってことです。
免許を取得するには2パターンありまして、「免許センターで一発試験」か「教習所を卒業」のどちらかが必要になります。
普通免許から大型を取るってことで、トラックなどの運転経験は特に無い(あっても2tトラック)という前提になると思いますが、その状態で「免許センターの一発試験」で大型を狙うって人はまぁーいないと思います。
ほとんどの人は教習所に行きますよね。
中型持ってて中型トラックを普段から乗っている人とか、運送会社にすでに勤めていて大型車両の練習をさせてもらえるみたいな人とか、免許センターで技能試験を受けるのが趣味の人でないと、免許センターで大型は受けようとは思わないと思います。
ですので「教習所に通って大型免許を取る」という前提で話を進めていきますが、教習所に通うことを辞めない限り、時間がかかるかもしれないけどいつかは免許を取れるよって話です。
そもそも教習所は免許を取らしてくれるところです。
一応教習期間はありますが、その間なら別に検定何度落ちたっていいんですよ。
運転は慣れなので、検定も1度目が失敗でも2度3度と受けるたびに慣れていきます。
受かるまでチャレンジを続けましょう。
筆記試験があるわけでも無いですし、難解資格と呼ばれるものに比べて相当イージーだと思いますよ。
とは言えペーパードライバーだと苦労するかも
私はトラック等の運転の経験は一切ありませんでしたが、ペーパードライバーでは全くありませんでした。
普段ペーパードライバーの方がいきなり大型を受けると、それはさすがに苦労すると思います。
普通車の教習車が全長(車の前から後ろの長さ)4,5mくらいなのに比べて、大型車の教習車の全長は11~12mとかになります。
こうやって文字にすると「なんだ倍よりちょっと大きいくらいだな」なんて思ったりしますが、実際に乗ってみると乗用車とは全く別の乗り物だと感じるくらいです。
だってサイドミラーで10何m後ろ見てみてくださいよ。
自分の後ろ走っている車のお尻くらいまでの長さです。
そこまで全部自分の車です。
しかも長いだけじゃなくて、高速道路でもない限り横幅も常に車線ギリギリ。
教習の初めの頃は、曲がり方も分からなかったですね。(笑)
ペーパードライバーで大型を受けに行こうって思う人は、まぁ滅多にいないとは思います。
車両感覚だけでなくMT操作も少しは慣れる必要もありますしね。
もしも「今ペーパードライバー状態だけど、色々と理由があって大型を取りたいんだ!」!って方は、レンタカーでも借りて練習して少しは運転の感覚を思い出しておくのがいいと思います!
苦労はするでしょうが、無理ということはありません。
普通車以上にミラーの使い方がポイントです。
後ろのタイヤ見ながら曲がるんですよ。
教習中もたくさん質問して貪欲にいきましょう!
運転で気を付けるポイント!
ではここで実際に大型免許を取りに行ったとして、そこで気を付けるべき運転のポイントを書いていきます!
・まずは車体のデカさに慣れよう!
いちばん慣れる必要があるのが車体の大きさです。
特に中型車に乗らずにいきなり大型を取りに行った方は運転感覚が全く違います。
ハンドルを切る時はかなり奥まで突っ込んでから切るイメージです。
慣れるとそれが普通になるんですが、感覚的に掴むには時間が必要です。
・エアーブレーキに慣れる
大型車両のブレーキはエアーブレーキです。
油圧との違いはここでは割愛しますが、乗用車の感覚でブレーキを踏むとめちゃくちゃ急ブレーキがかかります。(笑)
私も教習の最初の頃は、ブレーキのたびに教習原簿が吹っ飛んだりしてましたね。
イメージとしてはフワッと踏むイメージですが、ブレーキの遊びの部分と実際にブレーキがかかる部分を早く掴めるといいですね。
遊びの部分はサッと踏んで、ブレーキが効く部分はフワッと踏みましょう。
あとは停車直前にブレーキを緩めるとショックを少なくできます。
・検定は一発アウトにならないように!
検定はやはり緊張します。
普段の教習ではできていても、検定では不思議と上手くいかないものです。(笑)
ミスが出るのは仕方のないことだと割り切って、一発アウトの失敗をしないようにするのが重要だと私は思います。
脱輪してもすぐに止まってそのまま後退する。
大型車は常に自分が譲る気持ちを持って、無理な運転をしないようにしましょう。
・教習所と路上の違い
仮免を取得すると路上教習が始まります。
ついに大型車両で公道を走ることになるわけですが、普段の「乗用車の感覚では走れない」ということを頭に入れておきましょう。
アクセルにしても乗用車と同じように加速することはできません。(してるドライバーもたまにいますが教習車で真似しないでください笑)
カーブも乗用車と同じ感覚で曲がるとそこらじゅうで接触事故を起こします。
基本的に乗用車は「大型車はデカくて遅くて邪魔!」と思っています。
乗用車が譲ってくれるとか思わないように、必ず自分が自重しましょう!
仕事で取りにくる人がほとんど
ちなみに実際に教習所で大型免許を取りに来ている人は、仕事で取りに来ている人が多かったです。
つまりもうすでにトラックなどの運転の仕事をしていて、ステップアップなどで取りに来ている人が多かったですね。
私のように別に仕事でもなくフラッと取りに来ている人は少数派でした。
なんせ大型って高いんですよ。(笑)
中型免許からで大体25~30万円くらい。
普通免許からだと35~40万円くらいしますから。
会社などからの補助もなく、自腹でポンと出せる額ではないですね。(笑)
年齢層も高めで、30~40代くらいが一番多いですね。
直接教習生に年齢を確認して回ったわけではないので、あくまで私の見立てですが。
男女比も男性が9割くらいでした。
参考までに!
今から大型免許取っても遅くない?
トラックにしろバスにしろ、どちらも業界全体的に見てドライバー不足、つまり人手不足が問題になっています。
大型免許や大型二種免許を取得してトラックやバスの仕事を目指すという人は、私も大型免許を持っていますし、合宿免許にも行ったこともありますがけっこう多いなぁと感じましたね。
2020年に向けてインバウンドも増えてきますし、合宿免許では大型二種免許を取得する人が多かったです。(私は牽引と大特目的でしたが)
中長期的に見ると自動運転が実用化された時点で職業ドライバーの需要は無くなっていくと思われますが、免許を取得して実務経験を積んでいけば学歴なども関係なく稼ぐことができる職業ではあります。
まぁ先のことなんて誰にも答えは分かりませんし、自動運転の後のことも同時進行で考えつつ、ドライバー業の後の自分に向けて投資しながら働いていけばいいと私は思います。
ドライバーしていればある程度まとまったお金が手に入ると思いますし、それを消費だけでなく投資にも回そうってことです。
「トラックの運転手なんて仕事無くなるし…」というのは、それ自体は私は間違った考えだとは思いません。
5年先か10年先か15年先かはまだ不透明ですが、いずれそうなるのが現実でしょう。
ただ「今現在」において、学歴もさほど関係なくて稼げる手段であることも間違いではないと思います。
運転の慣れもあるけど、普通免許からでも大丈夫!
普通免許からでも大型免許取得は大丈夫です!
私も教習や検定を全てストレートで受かりましたからね。
運転は慣れの問題だと思います。
もちろん慣れには個人差がありますので、早く慣れる人もいればゆっくりと慣れていく人もいます。
教習の途中でつまずいても、最終的に合格をすればOKです!
諦めずにチャレンジできるかでしょうね。
いきなり大型が不安な方は、まず中型免許にチャレンジしてみるのもいいと思います。
4t(中型トラック)の仕事もたくさんありますし。
やはり「運転が好き」って気持ちが何より大事です!
結果的に私は素人から半年くらいトラック乗って、現在はバスに乗ってます。
興味のある方はぜひチャレンジを!
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